エアストリームの色々

エアストリームをアメリカで買って日本に運ぶ日程や相場をざっくり紹介!

アメリカ滞在中に買ったエアストリームBambi 16RBを日本に運びました。

アメリカ国内運搬、ロサンゼルス港から船で横浜港まで運ばれ通関手続き、日本の保安基準に合わせて灯火類などを整備して、車検取得!という流れです。

こんな買い物をする方は少ないとは思いますが

日本から輸入エアストリームを購入する時も、手元に届くまでにこんな感じに行われているのじゃないかなと思います。

そんな全体の流れや準備、費用などをざっくりと紹介したいと思います。

エアストリームをアメリカで買って日本に運ぶのはこんな感じ!

全体の流れと費用の相場

0.輸入を手伝ってくれる方を探す
・依頼費用は輸入に関する費用の10%〜30%

1.アメリカ国内運搬:日本に船で運ぶためにロサンゼルス港まで運びます。
・1マイル(1.6キロ)3ドル程度〜 
*日程調整も含めて乗船日の1ヶ月前ぐらいから準備

2.シッピング手続き:ロサンゼルス港で輸出手続きをして船にのせます。
・船代と経費で6000ドル程度(1ドル130円なら78万)
3.日本の通関手続き:横浜港で輸入の手続きをして引き取ります。
・手続きの経費で15万程度と輸入関税(トレーラーの価格*の10%)
*船にのせてから通関完了まで1ヶ月半程

4.車検取得に向けた準備:専門の方にお願いし、日本の保安基準に適合するようにトレーラーの灯火類、反射板等を整備、輸入車の届出、車検取得のための予備検査を通してもらいます。
・届出書類作成や申請費用、部品購入や交換工賃等で40万程度
*通関後、トレーラーを引き取り後1ヶ月程度

5.日本国内運搬:自宅に運びます。

6.車検取得:自宅のある地域が管轄となっている陸運局で車両検査登録を行います。
・自動車税と重量税3万程度+環境性能割(トレーラーの価格*の3%)

*このトレーラーの価格は実際にディーラーで買った時の価格ではありません。買ってから日数が経てば中古車価格になりますし、輸送費も含まれたり、車両ではない付属品は車体費用に含まないとか色々と複雑です。

トレーラーの事以外でやる事

けん引車の準備

◾️ヒッチ関連の取り付け:ヒッチメンバ、ヒッチレシーバー、ボールマウント、ヒッチボール、イコライザーをつけます。ヒッチメンバとヒッチレシーバーはトレーラーを整備してくれた専門の方に部品の発注・取付工事をお願いしました。

◾️電気配線とブレーキコントローラー取り付け:トレーラーのブレーキを制御するコントローラーと灯火類の信号を送るために電気配線をしてトレーラーとつなぐためのカプラーをつけます(トレーラーを整備してくれた専門の方に部品の取付工事をお願いしました)

・ヒッチ関連の部品30万程度、ブレーキコントローラー3万程度+工賃

◾️けん引車両の950登録:総重量何トンまでの車両をけん引できる車ですというのを陸運局に行って登録します。

950登録は自分で出来る!エアストリームをひっぱる準備中

車にトレーラーをけん引する力があることをちゃんと示すために950登録をします。ごくごく普通にくるまやさんで買ってきた車なら数時間がんばれば自分で出来ると思います。しかも費用は0円です。950登録に必要な書類とやらないといけない事の話です。

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その他の色々

◾️けん引免許取得:トレーラーが750kg以上の場合は必要です。自動車教習所で12時間の実技と試験。費用は15万円程度。けん引免許を取得できる教習所は限られています。

◾️仮ナンバー取得:整備した所から自宅まで、自宅から陸運局までトレーラーを引っぱるために必要です。

◾️ETC車載器の再セットアップ:ETC車載器セットアップの申込項目に『けん引装置の有無』というのがあります。そこをけん引有りで登録をします。そうするとけん引している時としていない時をETCレーンが認識して正しく支払いが出来るようになります。正しく登録していないとETCレーンのバーが開かなかったり、間違った料金を支払うことになってしまいます。 ETC総合情報ポータルサイト

◾️安全と防犯対策:トレーラーが何らかの原因で動き出してしまわないよう輪止め等の安全対策。盗難対策も必要です。

↓アメリカでシッピングと通関をちょっと詳しく書いたページ

トレーラーの輸入と通関!|エアストリームをアメリカから日本に運ぶ【前編】

アメリカで買ったエアストリームBambi16RBを日本に運びました。並行輸入車ということもあり、運んできたらすぐに使える!とはいかず色々準備が必要です。調べたり教えてもらったりした事がたくさんあるのでそれを紹介したいと思います。

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↓輸入トレーラーとけん引車両の整備をちょっと詳しく書いたページ

輸入トレーラーを日本仕様に整備!|エアストリームをアメリカから日本に運ぶ【中編】

アメリカで買ったエアストリームBambi16RBを日本に運びました。並行輸入車ということもあり、運んできたらすぐに使える!とはいかず色々準備が必要です。調べたり教えてもらったりした事がたくさんあるのでそれを紹介したいと思います。

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↓輸入トレーラーの車検取得をちょっと詳しく書いたページ

輸入トレーラーの車検取得!|エアストリームをアメリカから日本に運ぶ【後編】

アメリカで買ったエアストリームBambi16RBを日本に運びました。並行輸入車ということもあり、運んできたらすぐに使える!とはいかず色々準備が必要です。調べたり教えてもらったりした事がたくさんあるのでそれを紹介したいと思います。

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あとがき

やっぱり、結構お金かかります。
超ざっくりですが、アメリカから日本に運んで、日本の保安基準に整備して200万。

付属していたバッテリーは、輸入のルールがあって置いてきたので新しく購入しないといけません。電源ケーブルも日本の電源口に差し込めるような変換器が必要です。高額ではないですが、並行輸入車ならではの出費が色々あります。

日本にエアストリームの正規販売店があります。そこで新車のBamabi16RBを買うと1000万以上すると思います。

もともとアメリカでも、Airstream Bambi16RB メーカー希望小売価格 6,200ドル。約850万円です。

日本に運んで、日本で使いやすいように整備されて、アフターサービスもあってとなるとそれぐらいの値段になるのは納得な気がします。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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